試合前肩慣らしをする神林
決勝戦の壁厚く。涙の敗戦…
先発は満を持しての神林。初回、先頭打者に不運な内野安打を許すと続く打者に四球。三番打者は三振に打ち取ったがダブルスチールを決められると、四番にレフト前タイムリーを運ばれた。結局これが全てだっただけに、なんとも悔やまれる失点。
打線は相手投手の前にノーヒットに抑えられる。唯一四回に先頭の飯沼が初安打となる内野安打。一死から上村も内野安打で一・三塁のチャンスを迎えたが、中原、五十嵐が倒れ無得点。その後はチャンスを作ることが出来ずに試合終了。
昨年9月に幕を開けた草魂カップは、6月30日、決勝戦で涙を呑んだ。試合後、相手チームが喜びを爆発させ記念写真を撮る姿をしっかりと目に焼き付けたナインは、負ける悔しさをしっかりと噛みしめ、リベンジを誓ったに違いない。
監督談話
「結果として打てなかったのだから仕方がない。今日のような好投手相手の時は、たとえばセーフティバントを試みる、ランエンドヒットにしてもただストライクが来たから打つのではなく、確実に転がすなどもう少し揺さぶることを身につけて行かなくてはならないのかな。トーナメントは『なんとなく』では勝てない、はじめから強く優勝を意識して戦ってこそ勝利があるんだということを学んだ気がする。良かった点を挙げるとすれば、初回以外はピンチになっても、守りきったことかな。投手も踏ん張ったし、バックも点をやらないんだという気持ちが強く出ているのが伝わってきた。決勝という舞台でそういうプレーが出来たことは自信に繋がると思う。」